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黒潮の「謎」解明、湧昇流が栄養塩供給/鹿児島大研究グループ
引用元:日刊水産経済新聞(2020年7月9日)
黒潮の謎ってなんやねん、ってパッと見思ってしまった不勉強なワタクシではあります。
もちろん「親潮/黒潮」って重要な海流なんだよ~って学校で習いはしましたし、
水産関係で働いてりゃ、どの魚がどの海流でやってきて、なんて勝手に身に付くものですが、
黒潮って「貧栄養の海」「海の砂漠」なんですねえ。コレは全然知らなかった。
生物が少なく栄養が乏しい海で、サバやイワシやアジが産卵行動をするっていうのが、
その「謎」の部分なわけでありますが、当たり前ですが栄養がないと生きられない。
その栄養はどこから来るのって、今回やや解明されたってわけですね~。
この栄養を運んでくるのが「湧昇流」っていう、まぁ上昇気流みたいなものなわけですが、
海底の形や海水の温度差で発生する上昇海流とでもいうようなもので、
これが栄養塩供給となる様が観測されたということのようですが。
こういうのって、未だに未解明だったりするんですねえホント。
まぁウナギの生態系がわかったのもそこそこ最近の話なわけで、
つい先日もイワシのオス化と海水温との因果関係が判明したとこだったり、
まだまだ解明されてないことが満載の海の生態系であります。
こういうことが解明されていくにつれ、今後の環境問題への対策であったりとか
もしくは豊漁時期をターゲットしやすくなるであるとか、いろんな可能性が出てくるわけですが。
じゃあいまって、解らないことだらけの海に、
なんかいろいろ適当に垂れ流したりしてるってことでもありますよねえ・・・。
いや~ホント、この手の研究はもっと頑張ってほしいな~と思う次第であります。