漁獲証明制度が法制化へ
漁獲証明制度、今週にも最終化/自民党水産合同会議
引用元:日刊水産経済新聞(2020年6月15日)
「最終化」ってなんやねんって感じではありますが、
まぁ検討会での最終取りまとめ、というところですかね。
いわゆるIUU漁業(違法・無報告・無規制といった資源管理フリーダムな漁業)について、
当たり前っちゃ当たり前なんですけど、しっかり管理しましょうよ、っていう、
ホントこれ何年前に終わってないといけないレベルの話なんでしょうか・・・。
まぁ様々な歴史の流れの中で、致し方なし、という現状なのではありますが、
漁業・水産資源の持続性を目指していく改正漁業法の施行なんかも踏まえれば
絶対必須レベルの制度化ですよね?たぶん。
まぁこの証明制度、基本的には上記したようにIUU漁業規制がターゲットなので、
改正漁業法との絡みで語られてる感じはあんまりないんですが。
検討会の資料見てると、セリのスピード感を落とさずに証明書の交付がどうたらみたいな話があったりして、
まぁそりゃそこを気にするのは当然なんですけども、
そもそもが市場法を改正してセリが根本なくてもいいじゃない的なこともやってるわけだから、
ますますこういう証明は重要視されないといけないと思った次第です。
違法密漁って聞くと、ニュースではアワビとかウニとか聞く感じですが、
ウナギ(稚魚)やカニやナマコなんかこの話題ではよく上がってきます。
データ的なものを見ると「へえ、あれもこれもそうなんだ~」みたいな感じではあるのですが。
国際的な流れの中では、
日本の法整備は漁業の規模からすればホント整ってないって感じだとは思うのですが、
まぁいろいろと大きな動きが見えてきてますね~。
(参考)
「おしえて!アミタさん」:IUU(違法・無報告・無規制)漁業の現状とリスク、ウナギ類の危機と企業が気を付けるべきポイントとは?
水産庁:漁獲証明制度に関する検討会